SEO対策について
SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」ですが、検索結果でより上位に現れるようにWEBサイトに工夫する事や、そのための技術やサービスを言います。
日本での検索サイトのシェアは、Google とYahoo で約9割を占めています。
しかもYahoo は2010年7月にGoogleの検索技術を採用すると発表し、その年の11月末にはGoogleへの移行が完了しました。
ですので、Google もYahoo も基本的な検索エンジンは同じなのです。
ただし同じキーワードで両者を検索すると多少差異が出ています。これはYahoo でカスタマイズ(独自のフィルター)を行っているからのようです。
#OEM供給みたいな感じ!?
という事は、基本的にはGoogle のエンジンに対して最適化を行えば良いという事になります。
2010年 Googleのアルゴリズムは非常に細かい修正、大規模な修正を含め年間に516回の修正を行ったという事が明らかになっています。また他の年も数多く行われており、回数を365日で割ると1日1回以上行われている計算になるそうです。
なので、「検索結果〇位以上保証」と謳っている業者を見ると「ホント!?」と疑ってしまいます。
Google は初めて名前をつけて発表したアルゴリズムアップデート「Boston」から始まり「Panda」「Penguin」等々ありますが、要は本当に検索ユーザーの役に立つコンテンツであるか、コンテンツの品質が高ければ高いほど良い評価を下すようにアップデートしています。
Google からガイドラインが出ていますので、一度眼を通すことをおすすめします。
・ ウェブマスター向けガイドライン (別ウィンドウで開きます。)
Google が禁止している手段を使って検索上位に表示させようとする「ブラックハットSEO」というものもありますが、Google からペナルティ(検索順位の下落や消去等)を課せられる可能性がありますのでやらない方が良いですね。
#SEO業者の中には、この手法を使うところもあるので注意が必要です。
当社ではGoogle のガイドラインに沿ったサイト作りをしています。
また、Google エンジンへの対策として一番大切なのは、作り方のテクニックよりもクオリティの高いコンテンツ(内容)の提供だと考えます。
レスポンシブWebデザインのSEO効果について
レスポンシブWebデザインのページでも触れましたが、Google では平成27年4月21日より、「ウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかを検索ランキングとして評価する」と発表しました。
検索結果をもっとモバイル フレンドリーに ( Google ウェブマスター向け公式ブログより)
モバイルフレンドリーとは、WEBサイト・WEBページをスマートフォンなどのモバイル端末での表示に最適化する事ですが、Google では次のように述べています。
- 携帯端末では一般的でないソフトウェア(Flash など)を使用していないこと。
- ズームしなくても判読できるテキストを使用していること。
- ユーザーが横にスクロールしたりズームする必要がないよう、コンテンツのサイズが画面のサイズと一致していること。
- 目的のリンクを簡単にタップできるよう、それぞれのリンクが十分に離れた状態で配置されていること。
Google では以前から、ウェブサイトをモバイルフレンドリーにする方法としてレスポンシブWEBデザインを推奨しています 。
レスポンシブWEBデザインが優れているのは、モバイルユーザーに見せるページとそれ以外のユーザーに見せるページの「URLが同じ」「HTMLが同じ」という点です。
スマホ専用ページがあるサイトでは、PC用と同じ内容のページが違うURLで存在する事になります。
しかしURLが2つ以上あると、ユーザーがページをシュアしたりリンクする場合にどちらを選んで良いか分かりにくかったり、サイト運営者も修正が出た場合に同じ箇所を複数直さなければなりません。
またGoogle の都合ではありますが、同じコンテンツなのにページが複数あるとインデックスが付けにくい、クロールする手間が増えるという事があります。
こうした理由からGoogle はレスポンシブWEBデザインを推奨しています。
しかし推奨しているからと言って、何が何でもレスポンシブWEBデザインにする必要はないです。
それは今回の変更はモバイル検索結果でのランキングにのみしか影響しないからです。
モバイルからの検索流入が不要であれば、レスポンシブWEBデザインにする必要はないでしょう。
既にサイトをお持ちの方は、まずGoogle Analytics(グーグル アナリティクス)を利用してアクセス解析を行い、スマホからのアクセスがどれくらいあるのか調べてみましょう。
これはビジネスサイトだと、業種によってかなり割合が違うと思います。(飲食店等は、モバイルからの検索が多いと思います。)
既にスマホ専用サイトをお持ちの方、スマホサイトを作りたいと思っている方はレスポンシブWEBデザインにする事をお薦めします。